先日京都綾部の家内の実家の義兄より旬の筍が送られて来た。まだ赤土を少し被った状態で、前日の朝採れを送って頂いたようである。数多くあるので、家内が早速、昨年末にこれも新米を送って頂いた際に精米をした時に出た米ぬかを取っておいたので、それを使って一日湯掻いていたようで、白く柔らかく美味しかった。これらを子供達に分けてやろうとのことであったので一生懸命であった。
ところが、当日の朝長女が子供を保育園に預ける途中に立ち寄って、筍御飯を持って来た。長女の義母が作られたようで、娘の方に届けられたものを酢飯になっており、家族は誰も食べないからというものであった。 直ぐに少し食べたが美味しく味つけをしておられ、別にそれ程強い酢が利いているとは思われなかった。しかし主人も孫も食べないとのことで、寿司は別腹というダイエット中の家内に持って来たのである。家内も早速美味しく食べていた。
そんな訳で長女ところは、頂き物の筍があるようなので、次女と長男のところに送ることとなったが、次女は湯掻いた当日の仕事帰りに持ち帰ったが、長男夫婦は週末から東京に遊びに行っているようで、結局渡されずに月曜日に持ち帰った。毎年のことながら気に掛けて頂き有難いことである。
「姿山城、味の太市」と当地では筍のキャッチコピーをこのようにして市内太市産を売り出している。確かに美味しい筍である。家内の姉の方からも筍の本場である長岡京の筍を送ってもらっているが、こちらは朝堀を購入して、直ぐに発送されたもので、京都筍の本場で値も張っていると思われる。
家内の生れは長岡京市であり、ここから嫁いで来たので、郷里の味が忘れられないだろうとの配慮である。季節の変わり目に旬の産物は実に有難いし、皆さんのご配慮が嬉しく味に一層深みを増している。