連休中の手付かずだった、冠句会5月分の地巻入力も終えて、これから印刷にかかり、お昼頃に確認役のTさん宅に届けるつもりである。今月は1100回記念の特別投句もあったが、総数として減って来ているので早く仕上げることが出来た。
先週の土曜日に句友のHさんに、私の探していた高岡ひろみ著「冠句の扉」を貸して頂き一通り通読できた。ネットや本屋を通して購入手続きをしていたがメーカー品切れとのことで、手に入らず以前にHさんがこの本を購入されたことをブログに書いておられたのを覚えていて、照会したところ快諾頂き週末の御昼前に前の会社に取りに伺ったものである。
矢張り自分のやっていた冠句の手法は違っていたようである。私などは思いつきや閃いたものを、そのまま綴っただけであったが推敲を重ねないと良い句にはならないようである。勿論面白おかしい句もあるが、高岡氏の目指すものはもっと文学高い次元にあるようである。
五・七・五の最初の五文字を「冠題」として出題されて、後の十二文字を自由に詠んで先の「冠題」と付けることが「冠句」である。俳句の孤独と連句の座の遊びを結ぶものとされている。
確かに同じ「冠題」でよくもまあこのようなことが詠めるものだと感心することは度々である。このような「冠題」でしのぎを削り、選者から選ばれ、中でも最高位の「天」を頂くことはこの上ない喜びである。
この本を参考にして、精進するために肝心なページをコピーしておきたいと思っているので、スキャンしておくつもりである。