冠句の定例会に又しても、天位を2巻頂く事になった。先月に続き異変としか言いようのない事態に自分でも嬉しいことであるが、戸惑っているのが正直なところである。まるで異常な猛暑が続いているのと同じである。 今回は12句が選に選ばれ、その内4句が2選であった。数としては少ないが、何よりその中の句が2選とも天位に上げて頂く光栄に浴したので早速紹介したい。
松井 土筆雅伯選 有末 新一雅伯選
英霊に 平和の礎無にしない
先月は選者お一人の天地人の三冠を頂き、今月は同じ句に二冠を頂戴することとなり、珍しくもあり、実に光栄なことである。高岡先生の書籍アドバイスが効を奏しているのであろうが、自分でも恐ろしい気持ちである。それに今日は、高岡先生の属される正風冠句の流れを汲む「姫路冠句会」に初入会することになるので、いささか朝から緊張気味である。こちらの会でもベストを尽くして行きたいと思っている。