先日の面談予約の支援者から、朝一番に支援辞退の電話が入った。用件は主治医から職場復帰は無理で、生活支援の手続きを取るようにとの進めがあったとのことで、こちらでの早期就労支援とは異なる結果となった。
この方は26歳のまだ若い男性で、簿記1級の資格を持っておられる優秀な方である。その方がこの資格を使わず、倉庫員とかパソコン入力業務希望で登録時に来られたので、不思議に思い更に深くお尋ねすると、電話恐怖症になっておられて、事務職では電話の応対があるので、それらが無いところを希望されていた。社会人に成った際に、先輩から電話の応対で厳しく注意を受け、体罰も受けたことがあると話されていた。それがトラウマになっているようである。それが下で精神障害となり会社も辞め、治療中であった。
幸い、当社には心理カウンセラーが配属されており、毎週木曜日にカウンセリングが行われているので、早速紹介して、面談の前に受けてもらっていた。この日もカウンセリングの日であったが、こちらも辞退するとの申し出があった。
一つの言葉、ひとつの行動が一人の人格を傷つけ、グジャグジャにしてしまったように思える。彼の快復を心から願っている。昨日のガイダンスの私の担当する方で、今度も23歳の大卒女子の方が、勤務していた職場で人間関係から体調不良となり辞められた。同様に心の病になられたようで、早速心理カウンセリングの予約を取って頂いた。不況下で失業者も多いが、折角の就職からでも心のバランスを崩され落ちこぼれてしまう人も結構多いようである。