昨日は立夏。早くも暦の上では夏到来である。昨年のような酷暑が今年も来るのであろうか。電力節減で冷房温度が上げられることになりそうである。東日本大震災の被災地では如何許りかと思いあぐねてしまう。震災復興の最中の猛暑は応えるだろうし、避難所の扇風機の生温い風は気休めにしかならないだろう。一日も速い復興を願うばかりである。
一方震災がらみとは言え、原発汚染で住む地を離れたり、職を失われた方々には人災としか思えない災禍に遭遇されており、震災復興とは違った処遇をしなければならないと思っている。
専門家は口を揃えて「想定外」を繰り返すばかりで、「1000年に1回」の地震に対処出来ないとまで言い切っているニュースもあった。阪神淡路大震災クラスの地震を超えても、過去の歴史では実際に起こっているのであるから、経験に学ぶしかあるまい。
原子力発電を推進して来て、国策とまでして来た自民党の推進派は、この震災が原因で原発反対の気運が盛り上がることを恐れて、推進会議を盛り返そうとしているとの新聞ニュースがあった。議論することは良いことだが、現況をどう総括するのか見届けようと思う。
そう言えば、毎日のようにCMが流れていた、現楽天星野監督の原発クリーンキャンペーン広告がピタッと止まってしまった。質問に対して右か左かの選択する分である。星野さんのことだから、経済界の知人関係者の願いからの出演であったろうが、鎮痛な思いであろうか。一層このCM出演分のギャラを全額返済して支援金に回せば如何だろうか。男星野の決断如何に?