会社の健康診断の結果報告が先に送られて来ていた。それについて要精密検査の該当者は報告書の提出が求められていた。今回は封筒の中に精密検査用の報告書が無く診断結果報告書だけだったので封筒は軽く、それだけで何時もと違うので、開封する前から喜んでいた人もおられたが、直ぐに後追いで案内書が配られて来て、要精密検査の該当者は庶務課に連絡して報告書の配布を求めることとなった。
私の場合矢張り、糖代謝検査での結果からD判定で要精検となった。具体的にはHbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)の値が高いもので、このところ病院検査でも7.0と高止まりしている。標準は5.1以下とされており、D値の脱出は困難である。ところが病院でもらった糖尿病健康手帳には5.8~6.5未満は良、5.8未満は優と記されており、可の中でも6.5~7.0未満は不十分で7.0~8.0未満は不良となっており、8.0以上は不可となっていた。
こちらは日本糖尿病学会編の科学的根拠に基づく糖尿病治療のガイドラインであるから、より精密なのだろう。しかし6.5未満と5.1では開きがあるので、先生に以前どちらを目標にすれば良いのかを尋ねたところ、先生は笑って5.1は健康な人のガイドラインで、6.5は糖尿病の人のガイドラインであるから、6.5を先ず目指されたら如何ですかとのことであった。
成る程、健康人と薬を飲んでいる病人とではハンディがあることかと思った。健康診断では万年D評価で有るかもしれないが、病院では6.5を切って良の評価を目指したいと思ったが、来年の会社での健康診断は定年退職で無いのである。そのためD評価での退職となる。従ってせめて仕事面ではD評価にならないよう頑張らなければと思った次第である。