「仕事が出来る人に仕事が集まる」とは良く言われる言葉である。忙しそうにしている人とそうでない人がおられると思う。どちらが仕事が出来るのでしょうか?極端な質問ですが、忙しい人は一見仕事が多くてさばくのにやっとと言う人でしょうか。忙しく無い人は仕事が無いこともあるかもしれませんが、その仕事を既に処理してしまっているのかも分かりません。余裕から暇そうに見えるのかも知れません。
私の会社では、仕事の相談をしているので相手があります。集中して来所されて相談をお待たせする場合もあれば、来客待ちといった場合もあります。
昨日もこんなケースが有りました。同僚が求職者の求めに応じて、事業所への行き先を住宅地図により、最寄の駅からコピーしてそれを貼り継ぎして説明しておりました。私も以前はそのような方法でしておりましたが、今はパソコンで地図検索をして、拡大して付近図を見せたり、縮小して自宅方面からの方向や路線を確認してもらい、希望により地図を印刷するようにしております。特にお客様から、以前の住宅地図を見せろとは一回も言われたことはありません。
自分が仕事が出来るとは思いませんが、大きな住宅地図をコピーして切り取り、それをテープで貼り繋いで目的地まで赤線で記入しても、実際のところA3用紙を2枚、3枚と繋いで路上でそれを開け広げて見るだろうかと思ってしまう。まるで伊能忠敬の日本地図みたいなものである。それよりコンパクトにしたA4用紙サイズの地図の方が余程実用的である。
お客様のためにと思ってしていることが、反ってご迷惑になっているように思えて仕方がない。紙の無駄でもある。仕事は改善してこそ意味がある。昔からやっているからとか、慣習化しているとは、お役所仕事の常であるが、本当に無駄ばかりである。民間から入って来た者が、だんだんその大きな組織の一員として惰性に流されて行くのであるから恐ろしい所である。