又今年も少し早いが一年を振り返り、我が家の10大ニュースを記憶を辿って書き留めておこうと思う。何よりも今年は自然災害に遭遇した記憶に残る年であった。
「3.11」の東北大震災は復旧復興の道を遅々として歩んでいるようである。まだ数千人の方が行方不明というから、その恐ろしさがわかるというものである。地震そのものよりも、それによって発生した大津波が町村を壊滅的なものにしたようである。また同じく原子力発電所の崩壊は被害を被ったのであるが、今度は放射能漏れという加害者に変わり、人災となって土地を離れて避難生活を余儀なくされておられる人が現在も多くおられる。こちらはもう半永久に土地を離れないといけない問題になって来ている。また台風12号の影響も大きかった。一年は「災」の年であった。
我が家も「災」の年での幕明けである。正月元旦を息子夫婦からのお年玉で
「鳥取旅行」をさせてもらったが、17日に家内が
「緊急入院」することになり、当初は命の危険もあり、家族も呼び寄せたりしたものである。集中治療室での治療から始まり、危機を脱出してからも長い闘病生活が続き、途中転移して9月3日までの長期入院生活であった。これにより生活が一変して子供達に大きな負担と迷惑をかけて来た。退院後も未だにお昼の弁当は長女に頼っている次第である。退院して家内はベッドを購入しての生活に変わり、当初は車椅子も息子に買ってもらっての生活であった。買物にも車椅子を自動車に折り畳んでのショッピングであったが、現在は車椅子を離れて、杖での歩行に変って来ているが、杖は欠かせないのだが、最近は時折杖を忘れて家の中を歩いていることもあるようである。
退院してから9月11日には父25回忌、母13回忌の
「法要」を行った。当初6月に予定していたものを家内の回復の様子から2度先延ばしてきたもので、家内もリハビリもこれに合わせて努力して退院にこぎつけたものである。両親の兄弟姉妹は全員亡くなってしまい、配偶者や従兄弟の出席であったが、もう全員が集うことは無いだろうと思う。
9月末には
「100円旅行」で城崎温泉に車椅子を車に積み込んででかけた。家内の入院中の6月には
「愛犬ジル」が18歳で亡くなった。足腰が弱って歩けなくなり、耳は聞こえず、目も見えているのかどうか勘だけで動いているようだった。長女が毎日食事などを届けに来てくれており発見したものである。大往生であろうか。
10月には家内が還暦を迎えて、年金受給の手続きを行った。私も65歳となり年金の制限も取れるように手続きを行ったが、仕事は来年3月まつで現職から離れることとなる。65歳が定年満期の打ち切りである。
来年は身心共元気で有って欲しい。仕事も変わり身の回りも大きく変動するだろうが、今年と違って「幸」で終るような年であって欲しいものである。