先日の帰宅時の商店街で賑やかな一行に出会った。約20名程の集団で数名の方はグリーンの蛍光色のジャンパーを着ており、幟旗を掲げて先頭のリーダーが持つハンドマイクからの発声に続いて唱和していた。
近づくと最後列の人が拍子木を持っていた。叫んでいるのは火災予防である。「マッチ一本火事の元 カチカチ!」と昔子供の頃に子供会の年末行事として皆で町内を歩きまわったことを思い出した。その思いで一行を見渡しても子供一人居ないようであった。いくら少子高齢化といっても子供を交えてはと思ったが、子供は今や7時過ぎともなれば塾通いかも知れないし、ゴールデンタイムでテレビに釘づけだろう。また外に出して風邪でも引かれては叶わないと親や祖父母が変わりに出ることも考えられる。
この団体は地区の防犯センターのメンバーのようで、毎晩の実施ではないのだろう。単発だから20人近くが集ったものと思われる。折りしも我が町内も先日から校区消防団の消防車が夜にカンカンと鐘を鳴らして走っている。年末の防火啓蒙活動の一環である。寒い中、専属消防士では無いので仕事が終ってからの当番であろうが、ご苦労様なことである。
一刻一刻年越しへと迫っている。昨日が仕事納めとなったが、年明けには今度は私の再々就職活動を開始しなければならないと思っている。65歳以上の再就職は今時、超レアなものであるので果たして受け入れがあるかである。