洗面していて歯磨き粉が少なくなってきているので、家内に買っておくように言ったが、ふと「歯磨き粉」と普通に使っているが、実際はチューブから出ている粉でなく練り状のものである。確かに昔は、缶に入った粉であったが、それを覚えている人は私位から上の人だろう。
塩で磨いた人も昔はおられた。最近も塩味のするのも出ている。それなりに根拠があるのだろう。
「サンスター」とか「ライオン」とかカタカナのメーカーが昔ながらの「歯磨き粉」といつまでも変えずに販売しているのも不思議な感じがする。横文字に弱い国民性からして、もっとシャレたネーミングがあってもおかしくない。
「歯ブラシ」もそうだ。歯をブラシで磨くというそのものからのネーミングだろうが、ブラシというとデッキブラシで床を磨いたり、車の洗車ブラシで擦っているように何となく力強く荒々しい感じがする。
歯や歯茎には、その方が良いのかも知れないが、これも他にネーミングがついていないのに不思議な感じがする。テレビのコマーシャルなどでも、そのままの名前で出ているがカタカナ氾濫の中では珍しい感じがする。
剃刀(カミソリ)などもその部類かも知れないが、最近はレザーともいって販売もしているようだ。以外にファッションにまつわる身近なところに、昔ながらの名前が残っているものだ。