学校が休みになった娘の小学1年の孫が、朝から宿題を持って遊びにやって来た。娘夫婦が働いているので、普段は学童に預かってもらっているのだが、朝娘から預かって欲しいと電話があった。
家内が足の痛みの再発で、再度病院診察に一緒に連れて行って下ろし、孫と二人で予定していた墓掃除に行った。日曜日に掃除を済ましているところもあり、正月用の花が所々供えられていた。
墓の草は、冬場のことでそれほど生えては居なかった。通路は管理組合の方で、一応草抜きをしていた。孫は外に出ることとは思っておらず、ジャンパーなども着ていなかったので着ていたジャンパーを着せて、袖をめくってやり、手袋をはかせ、毛糸の帽子をかぶらせ大きいのでこれも折ってやって完全に防寒態勢にしても寒がるので、一度走って来いと声をかけたら、飛んで行った。
無いようでも草の根は、土を掘り返していくと芝生の根のように横につながっていて、それらを書き出していった。最後の方は、孫も飽きてきていたので、墓のカラーの玉石が通路に落ちており、それを拾うように言うと喜んで投げていた。
一人でするよりも、話し相手が居て時間がかけられ、丁寧に草抜きができた。次に墓に水をかけて磨き出したら、自分から面白いのか、水を掛けたり墓石に登って金タワシで擦ったりとジャンパーが水まみれになってしまった。
そうこうしている時に、家内から診察が終わったの携帯が入り、作業を終わって墓参りして病院に迎えに行った。孫は曾祖母のことも忘れてしまっているようであったが「大ばあちゃん僕が掃除したよ」と手を合わせていた。