先日、前の会社に仕事で行った帰りに、すぐ横で大きなマンション工事を行っている場所が有り、自転車で通りかかった。前から気になっていたことだが、クレーンが建物に合わせて高くなって行ったり、無くなったりと、どのように工事しているのかを知りたかった。通常はフェンスをして中の工事が見えなくなっている。また時間が無いのでジッと工事を見るわけには行かないので、通り過ぎてしまっていたが、この工事場もフェンスで覆われており、たまたま工事車両用にフェンスの入口部分が開いて、工事現場の人が入り口で立っておられたので、日頃の思いをぶつけてみた。私流の恥をかき捨てであり、知るは一時の恥である。
その方は親切にクレーンを見ながら教えてくれた。「あれはタワークレーンと言って、建物に合わせて、横にあるジャッキで上に伸びて行くものだ」との答えであった。更に私は「油圧ポンプで下から押し上げるのなら、その長さの土台はどう下に入れるのか」と、だるま落としの台を落とすのでなく挿入をイメージして尋ねた。日焼けしてヘルメットを被った中年の職員は笑いながら、「下からはなんぼなんでも入れられへんから、リフトでパイプを釣り上げて上に被せてリフトがジャッキで上がるんです」と説明してくれた。その動きが見えないので、分かったようで分からなかったが、結局その場はお礼を言って立ち去ったが、帰ってから
「ネット」で調べてみると、その動きがよく理解できた。特に
「Youtube」で細切れの画像を連続で見ると面白いように動いているのが見えた。昼間にはつぶす際の方法まで尋ねなかったが、ビルの屋上等の上昇や解体も特殊な方法があるようであったので、一つ物知りになったようである。