安富冠句の記念句集の作成に当たって毎日パソコン入力を行っている。前回提出された方の中から、現役会員の方の入力が出来たので、28日の句会に持参して、校正を行って頂く予定である。
昨晩からはOBや物故者の句を入力し始めた。正直驚かされた。現役の句に比べてズッシリ重みがあり、含蓄も富んでおり秀句が散りばめてある。この会では直接の指導は得られないが、先輩諸兄姉の句を味わうことによって我々後輩の者には大変参考になるものと思われる。
また先輩方の句が、記念句集として日の目を見て、広く関係の方々にも周知出来、後輩にも役立つことから、記念句集の発行は大変意義深いことを行っているように思える。
お名前すら知らない物故の先輩の秀句に出会うと、思わず入力の手を止めて原稿を見入ることがある。今でこそ冠句も各地で細々と句会が開かれているが、OBの時代には地域内だけの発表に終わっており、よほどのことが無い限り外部には発表もされなかった時代であろう。
この28日で1126回目の句会である。全国的にもこのような長命の句会は無いと思われるので、頑張って記念誌完成にたどり着けたいと思っている。