子供の頃から運動が好きで、家に帰っても直ぐに外に出て近所の友達等と何か体を動かしては遊びまわっていた。
一番熱中したのが野球だった。夕暮れまで遊んでは、母親が学校のグランドまで夕食だと迎えに来た。人数が少ない時は「鬼ごっこ」だったり、「缶けり」などをしたりした。冬場だと「動馬」といって一人ずつ前の人の尻に頭を差し入れていって、後ろから飛び乗ってきた人を振り落とす荒っぽい遊びなどもしていた。
中に、運動の興味の無い子もいたが、その時は何でこんな面白いものに関心が無いのだろうと思っていた。だから女の子達が草花などをリボンにしたりして遊んでいるものに殆ど興味が無く、摘み取って置いていた草花を取り上げて、放り投げ落下してくるのを綺麗と遊んでいたようだから、今で言ういじめっ子だったのかも知れない。
その反動のためか、草花等の名前が全く覚えられない。見ても綺麗だと思うだけで、名前が分からないので伝えられない。黄色い小さな花であれば、どれもこれもタンポポに見えてしまう。野鳥も良い声がして姿を見ても、何と云う鳥だか分からない。梅に鶯の絵で鶯の代わりに目白が描かれていることぐらいは分かるが、庭に飛んで来ている小鳥の名前も分からない。
孫達が興味を持つ、昆虫にしてもクワガタとカブトムシの区別はつくが、○○クワガタ等とはいえないのである。孫を相手に爺ちゃんの格好良さをを見せるための下調べの準備に、植物図鑑や昆虫図鑑を買っておこうかなと思う今日この頃である。