昨日相生から室津の七曲りを経て綾部山の梅林を見て来た。マイクロバスから見る相生湾や播磨灘の光景は、いつもはドライバーなのでキョロキョロ出来なくて視界に入るものだけでしかないが、それに車窓は高いので一層春の海の穏やかさを一望できるものであった。対向車も多く、姫路方面からこの七曲りを経て赤穂方面にドライブ中の人も多いことだろう思う。牡蠣の養殖筏が見られて盛んなことがわかる。
昨日の朝の日の出時に沖合に多くの小舟がオレンジの陽の光を受けて幻想的な風景が見かけられた。イカナゴ漁の舟なのだろうか。吟行であったので、これらの光景を見て句が出て来ないといけないが、残念ながらイメージを句にしようとしても字数が不足してしまう。冠題の「春の旅」で五文字を使っているので、中七と結び五でこの光景を詠むことになるがスムーズには出て来ない。朝風呂からも見えていたので、何かを考えたが駄目だった。それなら地名を入れての自由吟をすればと「ハイツの湯」とか「播磨灘」とかを入れてと工夫して結局、ここのイメージを次の句にして提出した。少し平凡過ぎた様である。
朝日受け 御崎の海のおだやかさ