朝食をとりながら、息子が今日は入社式やなあとテレビを見ながらつぶやいた。目覚ましテレビのお天気キャスターが今日から変わっているのを見ながらだった。
世間では今日、入社式が行われることだと思われる。夕刊紙では大手企業のトップの新入社員に対する激励の言葉が掲載されることだろう。
思えば私も今日で社会人36年を迎え37年目に入った。この会社に入社してからも31年を迎えた。来年10月が定年であるが、果たして定年まで居られるかどうか分からない。
会社のリストラ策で希望退職を募っているようであるが、その条件も何一つ明らかにされず組合と交渉中である。その中で非組合員のみ3月度の賃金から基本給10%のカットが行われた。暗い話ばかりが会社内でささやかれ、会社再建を期して作られた「火の鳥」プロジェクトが先に行ったアンケートの総括発表を今朝されていた。
回収率は45%だそうだ。6名のプロジェクト員が早期に問題点を抽出されたことに敬意を表するが、肝心なのは経営陣が、このプロジェクトからの答申を受けて、今の状況をどのように受け取り、単に銀行向けのアクションとして希望退職を募るような労務政策を改めるかだろう。
桜の開花宣言が各地で発表されている。会社も花見を計画しているようであるが、この会社の開花宣言は何時のことだろう。