我が家のトイレに消臭スプレーが置いてある。大をした時のにおい消しである。特に家族からは私に強く実行するように求められている。息子など朝のトイレの込み合う時、私が直前にすると用を足すのを遅らせたり、自分が入る前に入口のドアを2,3回開け閉めして空気の入れ替えをしてから入っていた。
スプレー以外にも常時芳香液のボトルが置いてあってよい香りを漂わせている。カーショップやホームセンターでもカー用品コーナーでは車の消臭と名打って化粧品かと思わせるぐらい綺麗なボトルに色とりどりのボトルが並んでいる。
よく考えると消臭と芳香は相反することだ。良い臭いといっても人様々であるから消臭剤の中に芳香剤が入っていることはおかしいことだと思う。それこそ冷蔵庫の中に入れる脱臭で良いと思われるが、脱臭では香料メーカーが商売にならないのであろう。
要するに消臭とは臭いを消すことでなく、少し良い香りをつけて嫌な臭いを覆い隠すことなのである。そうだとすると、嗅覚の優れた人には、ミックスされた臭いの中に嫌な臭いを嗅ぎつけるかもしれない。一層のこと臭いトイレには脱臭剤を置くほうが良いのではないかと思うが如何だろう。