昨朝、家内が
「まほろばの湯」に行かないかと突然言い出した。タウン誌に最近広告が出ていたので、それを見ていたのであろう。そして途中で久しぶりに水を汲みに行こうとのことであった。宍粟市一宮町の奥にあるから、姫路から1時間半位の距離である。了解して9時半出発とした。折角なので、
「砥峰高原」経由で行くことにした。この時期のすすきの原野は見事なもので、前日には「すすき祭り」があった様である。
この日も山頂を目指す車の列は続いていた。山頂の福知渓谷に出る山沿いに車を留めて持参した弁当を食べた。車の窓を全開すると冷気が入って来て寒い位であった。ススキが太陽の光を受けて高原内が白く反射し合って、一層眩しく光っていた。カメラを持って来るのを忘れたが、これでは逆光で写真が撮れないと思った。
食後は福知渓谷を抜けて、車一台が通れるだけの道幅の曲がりくねった山道を、対向車が来ないことを願いつつ、下りて行った。この山道は数年前に豪雨で、通行止めが続いて、何度かう回したことがある。
下りきった所に水汲み場の
「文殊の水」がある。既に大阪ナンバーの車が横付けされて20リッターのポリタンクに二本の水汲み場を使って給水されていたが、私達が車を横付けすると一本譲ってくれた。私達はペットボトルを10本程持参した。その中には2.5リッターの焼酎ボトルも2本あり、こんな時は持ち手も付いているので有効利用が出来る。少し給水しながら味わってみると、カルキが無いので甘味すら感じるうまい水である。
その後近くの「まほろばの湯」に到着した。この温泉も出来た頃に来たことがある温泉である。平日であるためか随分空いていた。露天からしばし近くの山々の黄葉を見ていた。青空に数羽のトンビが上昇気流に乗って高く舞い上がって旋回していた。紺碧の空に吸い込まれている様にも思われた。奥播磨の黄葉も来月になって来ると色鮮やかになってくることだろう。