初の冠句会に出席した。会場には1時間程前に到着予定であったが、会場近くの国道29号線でトラック同士の衝突による交通渋滞で動けなくなり、丁度農道のような逃げ道があったので、前の軽トラックの後を追って走ると事故現場に横からさしかかることとなったが、救急車や消防自動車が移動してロスタイムも30分程で安富町の役場の会場に到着した。
駐車場の前には、この会を紹介してくれたHさんが到着を待っておられた。会場に着くと既に机や椅子を倉庫から運び出して会場の設営をされていた。一緒にお手伝いをしながら、自己紹介をしていった。
定刻会が始まり、世話人の代表と思われるHさんのお父さんから紹介された。メンバーは25人で当日出席者は20数名で女性も4人おられた。Hさんを除いて皆70歳以上の高齢の方々であった。
当日の会の運営は、予め1ヶ月前に投句された24名の700句が名前を伏せて地巻きというな前の印刷物が事前に配布されており、その中の自分の分にチェックをしておいて、選者が選んだものを42番目の59点から読み上げられ評点されていくもので、最高は100点の天というものである。天になれば、その選者の巻きが頂戴できるので皆競っている。今回は選者が5名おられて、それぞれの好みによって選ばれるが、誰しも良い句と思われるものは点数こそバラツキがあるが、3人、4人の選者が取り上げられていた。今回は4選が2首あった。
また90点以上だと上選といってその会の記録として印刷として残るようである。皆さん高齢にも拘らず、明るく若くお元気で、色気交じりの句もあって1時からの開始が5時前までビッシリ詰まっていた。初めて耳にする単語とか、言い回しがあり大変参考になる。姫路市内と違って、ここでは少し訛りがあって、宍粟市に近いようなものの言い方である。4月から姫路市に合併され、そんな句も紹介されていた。
自分の初の句30種のうち選者の短冊が入ったものが5句あった。89点の惜しくも選に入らなかったが、初めてにしてはのお褒めの言葉も頂いた。来月の句会の投稿も最初に行ったが、これだったら、傾向と対策でもう少し書き直しておけばとも思ったりした。
言葉や歳時記の勉強にもなり、これからもたのしめそうである。