昨日は、時の記念日であるには、アバウトな時の過ごし方であった。土曜日が両親共仕事のために預かっている、孫が前日泊まりに来て夕食後一緒に過ごし、朝から横の駐車場でキャッチボールをして遊んでいた。バットを持ち出しバンド程度のことをしていたところ、ボールが転がり、川にはまってしまった。
あわてて、孫と一緒にそのバットを持って走って取りに行ったが、川幅が少し広いのと、流れが速いのとで何度も取りそこね、下流へ先に走って行って、結局川の中に入って待つことにした。少し手前で、孫がバットでボールを抑えられたと言うので、少し上がって行きボールを掬い取ることが出来た。
時折通りがかりの人が、川の中を覗き込んでおられたが、知り合いで無く良かった。それにしても川に入るのは何時以来だろう。町内の清掃行事でも入ったことは無いので、もう子供時代にさかのぼるのだろうか。少し濁った水の色で、流れもそこそこ流れていた。水量はズボンを膝まで手繰り上げていたが、足が短いのと、水の中を少し早目に歩いたので、濡れてしまっていた。
ボールを持って二人で川沿いの来た道を歩いていったが、ふと公園等にボールが転がったままになっているのを、散歩中に見かけることがある。時にはグローブなども置き去りにしている。
たかだか一個のボールであるが、川にはまったボールを二人で追いかけて取り上げたことは、物を大切にしないといけないと云うことを身を持って実践し、教育できたのではないかと思った。もしボールが取れず「仕方ない」と終わっていたら、随分後悔するだろうなあと自分に言い聞かせていた。もし家内だったらどうするだろうと思ったが、結局足が痛くても追いかけて同じことをするか、孫に川に入らせるだろうと勝手に思いながら、帰ってきた。