先週水曜日に神戸へ行った際に、人材銀行に寄った。休職登録をするためである。姫路の企業も結構登録をしているようである。そういう姫路にはまだ未登録なので来週当りに出向く予定である。
「企業は人なり」と昔から言い伝えられている。戦国武将の武田信玄の「人は石垣、人は城」も同じ意味合いである。以前総務の仕事を長くやっていたので、研修会などでも良く耳にした言葉で、今でも真理であると思っている。教育は正しく、ここから始まるといっても過言でなく、名称山本五十六の「してみせて、言って聞かせて、させてみて、褒めてやって」の名言が続く。
松下幸之助の逸話にも、「会社の自慢は従業員である」と言ったとのことを本でよんだこともある。古今東西、どんなところでも人の真価が母体を左右するものである。
「人材」銀行で登録したまでは良いのだが、ふと「人材」の言葉から「人罪」のことを思い出した。これも企業教育では、良く使われる言葉である。
「人材」には3つのランクにわけられるそうで、最高が「人財」で、次のランクが「人材」。最低は「人罪」だそうだ。これらも数字で分類され、「2対4対2」の正規分布になるそうである。尤もらしいが、要するに人事考課をした際の相対評価に基づく数だと思っているので、深く分析したことは無い。
人は誰でも「人財」となる素質を持っているし、反対に「人罪」となる要素も持っている。要は本人の心掛け次第だとは思うが、現実には「人材」を生かすも殺すも、矢張り、上司次第であると思われる。適材適所で人の評価も変わってくることが結構多い。それらを移動させるのは上司である。玉石混淆、玉にするのが会社の努めでもあり、賃金を支払っている以上損をするだけである。
さて、果たして自分は「人材銀行」に登録したが、単なる居るだけの「人在」なのか、はたまた、才知に富んだ「人才」なのかと考えてはみたが、生かすも殺すも、会社だと決め付けて、「人罪」とならないように思うが、「労害」とされているように思える。