毎週のように泊りに来ていた上の娘のところの孫が、新築した家で娘婿の親と二所帯住宅で住むようになってから尋ねて来る回数も少なくなってきた。これまでは通学経路からも近く、ショッピングセンターも近くにあって、良く娘共々立ち寄っていた。毎週引っ張り出すのも、先方の親の手前気が引ける。
先週は珍しいことに息子の運転で下の娘のところの孫2人と姉の方とで家内は4人の孫を連れて、手柄山遊園地に弁当持ちで行ったようであるから、今週は誘えない。向こうにも娘婿の両親がいるから予定もあるだろう。
たまたま娘婿の妹も出産で里帰りしていたので、娘もこちらに帰りやすくなっていたが、先方も主人の方に戻れば、娘も新居での親との同居生活に戻らないといけない。
毎週来ていた際には週半ばくらいに、今週の土曜日はどこへ行こうかと計画していたが、どうもこちらサイドの計画ではどうにもならない。また計画してもそのように行くとは限らないのである。
娘もこちらと主人の親との孫の行き来のバランスに苦慮しているのではないだろうか。余り負担を掛けたくはないと思っているのであるが、ついつい誘ってみて駄目でがっかりしている。
それより、5歳の下の孫が先週の遊園地で乗り物に乗る際に、身長制限があり1m20cm以下だと乗れなくて、残念ながら乗れなかったようである。家内の話によると兄達は嬉しそうに乗り物に乗り、弟二人は諦めざるを得ないのであるが、この「りょうちゃん」だけは何としても兄についていこうとして思わぬ知恵を働かしたようである。
何にやら不自然な行動をはじめたので、何をするのかと見ていたら、手の平に痰をはき、それをもみ手でこすって自分の頭に手の平をつけ、自分の髪の毛を逆立てようとしているのである。
まるでタレントの「
はなわ」のようなイメージを作り出そうとしていたのである。そうすることによって髪の毛が立った分だけ背が高くなったと思ったようである。
実際には髪の毛は立たず、再審査とまでは行かなかったようであるが、その仕草に笑いこけてしまったようである。昔大相撲で舞の海が入門時の身長が低い際に、頭にシリコンを埋め込んで身長を高くしたとの話を聞いたことがあるが、今回は髪をそのまま立てようとしたものである。
仕方なく諦めたようであるが、マジックミラーの鏡の部屋でも一人兄達から遅れてしまい、鏡の部屋の中で、しゃがみこんで泣いているのが外から見えるそうで、後から兄たちが捜しに行って連れ出したそうである。その模様を外から見て、家内や息子達が大笑いしたそうである。
どうもこの子はこの春小学1年生になるが、まだまだ幼稚園ぽいところが多分に残っているようである。まず自分のことを「りょうたん」と呼ぶことから変えないといけないと思っている。