昨日からハローワークの紹介研修生が入った。朝出社すると、入り口に見慣れない自転車が止めてあり、放置自転車と見間違うほどであった。着替えてからその自転車を移動させておこうと思っていたら、事務所に入るなり工場長から制服ロッカーの手配を依頼された。
この日から職場適応訓練の障害者が入ることになっていたが、面接折衝は工場長がされたもので、こちらには詳細は知らされていなかった。
とにかく、受け入れをしないと当人も心配するであろうから、一緒にロッカー室に向かった。制服を出してから着替えてもらい、矢張り彼の自転車であったので、車の駐車場に置いていたのを移動させてから、タイムレコーダーの記録の仕方や、工場内のトイレの案内などを先に終わらせ、ロッカーの施錠方法などを指導した。その後で工場長に引き継いだ。
36歳の地元出身者であるが、まだ一人者らしいが、両親や兄弟と同居しているようである。いたってのんびりやさんである。中学を卒業して食品会社に勤務していたようであるが、昨年その会社が倒産して、無職であった。知的障害者であるので、受け入れ先も限られ今回の研修受け入れとなったものである。
工場内の装置化されたラインでは無理なので、ペットなどの容器の廃棄作業での液抜き作業をしてもらうことにした。一人で黙々と作業をしており、時折覗きに行って声をかけ、また昼からは工場内外の見学をした。大量のペットの行列に驚いていた。
二日目の今日はどうだろうか。昨晩帰りに、ホームセンターに立ち寄り、彼用の滑り止めのついた手袋を買ってやったので、今朝渡してやろうと思う。