工務課の人が、一人は小さなペットボトルの中に針金を3本突き刺して、何やらセンサーのようなものを作っていた。もう一人はハッポースチールの小さな箱の中に穴を開けて、電機の線やスイッチを綿テープで取り付けておられた。
それを見て、10月末に姫路科学館へ孫を連れて、夏休みの工作展を見に行ったことを思い出した。そのことを二人に話すと、ペットボトルやハッポースチールの廃材を使ったので余計にそのように見えると、自分達の作品を見やりながら言っておられた。
そのあと、それらの作品を使って、工場建屋から滲み出して来た排水を、これも手作りしたドラム缶の半分をカットして埋設してここに溜まった排水を、水中ポンプで汲み出すために使っていた。
タイマーだと、水量にバラつきがあり、十分対応が出来ないので、満タン近くで、作動するようにしたもので、業者に発注すると相当な費用が掛ると思われるが、あくまで暫定的な処置であるので、これで十分である。アイデア満点でテストの結果も上々であった。
見ていて何か自分で楽しくなって、やって見たい衝動に駆られた。