昨晩帰宅後、家内を連れて先に健康診断で要精検で受診した病院へ出向いた。午後6時からの栄養指導の予約であったが丁度間に合った。このため家内は入院中なので、外出許可を貰って、夕方前に娘に迎えに来てもらい自宅で夕食をしながら待ってもらっていた。
糖尿病と診断されてからの、初めての指導で、食事を作られる方と一緒にというものであった。
栄養士さんから、現状の朝、昼、夕食のことや間食、お酒の飲料など聞かれた後に、カラー写真や食品の絵が入った本を参考に話が進められ、すい臓から出るインシュリンのことやその働きについて説明があり、その後私の現状体重から目標体重を出して87kgから60kgにしましょうと言う。20歳の頃の体重が一番身体に良いですよと言われ、そういえば結婚前の頃はそのような体重だったことを覚えている。
一挙にそこまでは出来ないので、とりあえず月1kgの減量にチャレンジしましょうとなった。そこからいよいよカロリーの話となり、目標1日1800kcalと説明され、ご飯類や麺類、野菜類、肉魚類などの絵が描いたプリントで、バランス良く3食を分けていかれた説明であったが、自分では食事療法など無理だと感じた。少し量を減らして、運動をすれば良いのでは無いかと、栄養士の説明に相槌を打って聞いていた。家内が聞いて、それを造ったものをキッチリ食べれば良いと思っていた。
ところが、話の中で昼の弁当のご飯を残せとか、秋刀魚などの青魚は1/3だけにして残せとか実に勿体無い話に及んでいるので、口を挟んで、「僕は残したりして食べることを嫌ってきたので、出来ない」と答えたが、百戦錬磨の栄養士さんは、そんなことでは怯まない。バランス良く食べましょうとたしなめられる始末であったが、相手にすれば、「家族の食事も待っている時間帯に、あんたのことでアドバイスしているのでしょう」と、腹の底では思っているに違いない。「それが嫌なら勝手にしなさい。メタボでコロッと逝っても知らないわよ」という目付きである。後は、家内との会話に任せて、終わりまで聞いていた。
帰りに、この本要りますかとのことで、初めてのことであったので900円で購入した。家内に病院に持ち帰って読んでもらうことにした。
約45分程度掛ったが、どれだけ実行できるか1ヵ月後に再度話し合いを持つこととなった。幸か不幸か先のウイルス性腸炎で昨晩入浴後目方が減って84kgとなっていたので、これからパワーをつけるために食べようという矢先であるので、先ずは休肝日を作り、食事量を腹八部にしておこうと思っている。
そう言いながら、食後冷蔵庫からアイスを取り出して食べていたら、帰って来て一緒に食事をしていた息子が、「そのアイスがあかんのや」と注意をしてくれたが、「これは、今はパワーをつける元で、元気になってから冷蔵庫の中のアイスが無くなるようにしている」と自分でも可笑しな弁解をしていたが、意志の弱い者には、食事療法はプレッシャーである。
食後再び家内は息子に送ってもらって病院へ戻って行った。