昨日は実に静かな事務所の一日であった。製造部門が20日の祭日と振り替えて休みとなっていたこともある。電話もいつもより少なく、何より工場のトップがこの日から異動で転勤となったために、掛って来る電話も少なかったので、昨日が休日かと思うばかりであった。
新しい責任者が、社内異動されて新しいポジションに着かれているが、静かな電話の語り口なので、周りが落ち着いて仕事が出来る。
それに比べると、前任者は耳が悪いのか、相当大きな声での電話応対であったので、事務所中に聞こえていた。
午後からは、大阪の事務所から役員が来られて、組織図や辞令交付の内容を明示された。そこに書かれている所属人数や役職名に間違いが見られるので、指摘して修正してもらったのを掲示した。
前工場のトップは嘱託として組織図に名前が上がっていたが、本来12月ににその年齢に達しているのに、この時期に何故そのような扱いになるのか不思議な気がするが、どことなく寂しい思いがする。
この人なくしては、この工場は立ち行かないと思ったが、段々この人のキャラクターを見て、部下育成や人の教え方の知らない人だと思った。日本の最高学府を出られ、トップ企業を歩まれた経歴をお持ちのようである。人の扱い面では大樹されなかったのではないかと思われるが、当社でもどうやら1年半ほどのことしか知らないが、私自身も随分激怒したものである。
しかし昨日から居なくなると、緊張感も無くなり、製造部門の休日と重なり、実に静かな一日であった。これからこんな日が続くとは思わないが、先週のISOの審査すら話題に上がらない位であるから、もう全てが過去のことと片付けられそうである。