4月1日エイプリルフール。軽い嘘が許される日である。まるで嘘のような話しの、世間ではこの日からガソリンの値引きが始まった。政治不信の馬鹿な政策がまかり通り、結局税金負担分のみ安くなった。私のような庶民には下手な政治による、嬉しいおこぼれを頂戴したようである。これも再値上げするようである。一方食品等の値上げラッシュである。原油高騰によるものらしいが、便乗値上げは厳しく取り締まってもらいたいものである。
このような政策の定まらない日本から、外国投資家が離れているとのことで、昨日も今後の大幅な株安が報道されていた。
どうもインド洋の給油問題にしろ、今回のガソリン税の暫定財率問題にしろ、福田さんの指導力なのか、取り巻きが悪いのか、以前の福田官房長官時代の切れと調整力はみられない。どこか行動が後手になってしまっているようである。
中国や韓国を代表するアジア外交でも、もっと期待していただけに、もどかしい気がする。北朝鮮との拉致問題にしても、福田政権では独自のパイプや人脈で進展するものと発足時には期待したが、何の変化も無い様である。
「福田さん、どないしたんや」と思わず声を掛けたくなる。右に左に政策がぶれているように思える。折角道路財源の一般化も決意されたのであるから、二の矢、三の矢と繰り出してもらいたいものである。
ガソリン値上げにしても、暫定などと言わずに、ハッキリと期限付きの法案としてもらいたいものである。もう国民は馬鹿ではない。税金のずさんな使われ方も見ている。右往左往する限り、この国は4月馬鹿の政治が続きそうである。