日曜日の朝はいつもよりユックリしていた。日曜日のパターンで7時に起きて散歩に出かけ、帰ってから庭の掃除を行なうことになっている。8時頃からテレビを見ながらの朝食である。丁度月命日でお寺さんが10時頃お参りに来られた。終ってから散髪に出かけたが、込んでおり先の客が白髪染めをやりだしたので長引くと思い、帰ってきた。そして出る前に家内に、おにぎりをして花見に行こうと言っていたので、帰ると既に用意をしていた。
会社のすぐ上にある人口の調整池の周囲が町の桜の名所となっており、そこに車を留めて弁当を広げた。池の周りにには、工業団地の各社代表が昨年末に
「桜の植樹」をして植えた樹もあり、家内にも話した。既に焼肉などをしている団体さんもおられ、家族連れも多かった。
食後近くの
「香寺荘」に寄って温泉に浸かってから一休みして帰った。日曜日にも拘わらず比較的空いていた。殆どのお客は花見にでも出かけられているのだろう。露天風呂に入っていると、時折竹薮を越えて何処からか桜の花びらが舞い散って湯の中に落下してくる。何ともいえない風情である。小さな子供は湯に浮かんだ花びらを取って遊んでいた。
夕方には、息子の新居に電化製品や家具などの荷物の大半が運び込まれたことで、それを確認?するために両家の両親がマンションで合流した。先ず居間のテレビが50インチもあって、その大きさに驚いてしまった。その前にソファが置いてあり、そこで見ていたが、大迫力に画面に酔ってしまいそうであった。休みを利用して、二人で買い付けたものが運び込まれて、少し前に部屋決定後の何も無いところを見たが、新居らしくなっていた。まだカーテンは届いていなくて、後日になるようであるが、一からの積み重ねであるから、何もかも必要となって来る。
一応見させてもらってから、皆で近くの手打ち蕎麦の店に出向いて、形ばかりの引越し蕎麦を食べた。車で行っていたのでアルコールは避けるつもりであったが、息子のフィアンセが代行してくれるとのことで、喜んで飲ませてもらって、送ってもらった次第である。