昨日は久々の土曜日の休日であった。4週間ぶりであるが、私の場合は途中の平日に、2回冠句会の集いで休んでいるので、週1回の定休の人は待遠しい連休になったことだろう。
天気も良いので、家内に前の晩からおにぎりをしてどこかで食べようとだけ言っていた。朝から家内が早速弁当をつくっている間にブログを作成した。憩室炎も点滴2回と投薬を規則通り服用したので痛みは治まった。まるで模範的な患者ではないかと思うくらいである。
そんなことで、少し風があったが、遠出して山菜採りをしてから温泉にと思って家内に提案したが、近くで良いとのことだったので、市川町の
「せせらぎの湯」へ向かった。ここは以前、近場の温泉めぐりで良く来た所であるが、最近は遠のいている。念のためブログに書き込んであるか検索したが、無かったので4年ほどは来ていないようである。
当初はこの温泉が営業を始めたばかりであったので、大勢のお客がいた。ホームセンターのエーモンさんが作られ、家具や調度品も目新しい物であった。母親も良く連れて来ていたことを思いだす。昨日は土曜日にかかわらず、男子の温泉客は少なかった。
入館する前に、車を降りて近くの池の桜の樹の下の大きな岩に座り弁当を広げた。桜が散り染めており、少しの風でも花びらが舞い降りて池の面には花筏が出来ていた。
この日は下の「ふところ館」が開いていた。こちらの方が、足の悪い家内にとっては階段のある上の「みはらし館」よりも良かったかもしれない。源泉100%で気持の良い温泉である。空いていたので手すりを持って足を伸ばし腰も伸ばして伸び伸びと湯を独り占めにした。露天には桜の樹は無かったが、前に見える山間には山桜や早くも青紫のツツジも咲いているのが見られ、どこからか桜の花びらが湯面に落ちて岩から流れ出ている源泉の流れに漂っていた。街中のスーパー銭湯とは違った古い温泉の趣である。開設当時は明るい檜の木目も相当黒ずんできて古くなっている。BGMで静かに日本のわらべ歌の音声抜きの音楽を流していたが、山間から時折聞こえてくる鴬の声に耳をかざしていたが、このBGM効果は邪魔であった。このような場所では、何もしないことの方が、最高のサービスと知ってもらいたいものである。
結局山菜採りは出来ず仕舞いであったが、温泉から上がってから休憩室で一寸仮眠してから帰って来た。