会社からの帰りに、携帯に家内から電話があった。いつも決まったパターンである。「今何処?」である。会社に居る場合は「今会社」である。帰宅中の際はその辺りの地名を言う。その他の場合は極力その辺りの地名を運転しながら捜して言うが、結局それなんかは意味の無いことなのである。要するに何時に帰ってくるのかということなのであって、地名などは何の役にも立っていないのである。たまたま自分の知っている地名であれば、大方の距離計算が出来るであろうが、殆どは地名も知らないので、口癖とは分かっているが、その質問があると、走行しながらその辺りの地名を伝えている。
昨日も同様の携帯への電話があった。たまたま通行中のところが山陽道のガード下で、「砥堀」と陸橋に明記されているのが目に入ったので、その旨伝えた。
息子とフィアンセが自宅に来ており、ゴールデンウイーク中は予定があり、夕食でも一緒に行こうとの話であった。勿論OKで返事をしたが、家内に昼過ぎ頃から腹に痛みが走り、これ以上痛んで、連休中に病院に行くのも困るので、このまま1ヶ月前に行った病院に向かうところであると伝えた。
痛みは午後からあったが、帰宅時には治まっていたが、連休中のことを案じて、痛み止めなどの薬を前もって頂くことで病院に向かった。体温も痛みも無かったので、薬の処方箋を頂いて、薬局で買い求めて帰宅した。心配していた家内も息子達が外出していたので、薬を見せながら説明して安心していた。
間もなく息子達が帰って来て、その足で一緒に車に乗せてもらい、近くの焼肉店に行った。駐車場が満車であったので、さぞや満席状態であるかと思って入店すると、一部の席だけが満席であった。各人が一人車両一台で入店したグループであったので、10台で10人の席が騒がしくしていた。直ぐに外国人グループであることが分かった。言葉が違っている。多分当地にはヴェトナム難民センターが有ったので、ヴェトナムの方だろうか。男の人ばかりである。言葉も分からずに断定も出来ないが、大きな声で談話している。アルコールも入っているようであるが、追加注文はせずに賑やかに団欒していた。
焼肉の注文は息子に任せており、いつもながらの食べ役、飲み役であったが、スッカリ先程までの腹の痛さを忘れてしまって、若い二人から結婚式の簡単なスケジュールを聞きながら焼肉を食べた。
何時の間にか比較的他店と比べて安い生ビールを飲み干しては注文し続け、途中から焼酎に切り替えての久々の健康な?食事であった。帰ってからも今日の休日早朝出勤に備えて準備していたので、自分でもそれほど酔ってはいなかったように思うが、家内からは駐車場で足元がふらついていると言われたが、足元がふらつくのは自分の方だろうと折角の心地良い酩酊に水を射す輩は嫌いである旨を言って風呂も入らず、寝入ってしまった。