新緑の奥京都は綾部へのドライブをした。日曜日の息子の結婚式に出席してもらうために、義母を迎えに家内と今回はいつも走っていた372号線を社町から175号線にして福知山経由で走行した。走行距離で110キロの走行が約2時間半掛かった。以前の372号線の篠山経由では、山又山の中を抜けて、数多くの峠越えなどもあったが、175号線は比較的市街地を抜ける道であったので、大型車の走行が結構多かったようである。
高校女子バレーで有名な氷上町を通っていると、
「水別れ街道」と名前があった。すぐに分水界であることと分かった。
走行中家内に、「今見えてる川の流れはどちらに向かっているか?」と尋ねたら、来た方角の南を指していた。「もう少しすると流れが逆になると」言うと、市街地なので不思議そうにしていた。国道312号線の生野峠のような山間部の通行中では、そのようなことも分かるが、丘陵地帯でもないのに、このような名前が不思議であった。暫らく走ると、日本一低地の分水界の案内があったので、この街道のネーミングが分かった。直ぐに差し掛かった橋から下を見ると、川の流れは既に進行方向の北を指していた。
下の道で走ると、思わぬ発見をする。時間に換えられない得をした気がする。帰りは、綾部から舞鶴自動車道に乗り、中国道、播但道を走ったが、途中ドライブインに立ち寄り、昼食休憩を行なったが、1時間半程で帰ってくることが出来たが、意外にも走行距離は120キロを越えていた。舞鶴、福崎間は2800円であった。
確かに高速道は早いが、ドライブインでしか情報は分からない。時間があれば、ゆっくり下の道を走行すると、思わぬ発見などもして、遠出の際にはお勧めである。