父の日の昨日は、朝から残っていた庭の剪定作業のメインである槙の樹を中心に行なった。松の木の剪定とは違って、格段に優しいものであるが、枝ぶりなどを注意して刈り込むので、周りと同じような虎刈りには出来ない。ここだけは毎回慎重に刈り込んでいるつもりであるが、脚立の置く場所が定まらず、悪戦苦闘している。脚立を梯子にして、樹に持たしかけて以前作業していたら、体重が枝に負担が掛り折れてしまったことがあるので、梯子にはしないようにしている。植木職では3本足の脚立を用意しているが、このためにだけ、そんな費用はかけられない。
何とか3方向から、刈り込むことが出来た。脚立も安全装置の脚が開かないようにストッパーを掛けることは出来ない。下の樹の合間に片方を入れて、もう片一方を適当な間隔にするのであるが、バランスが取れないのであちこち動かすことになる。その上に上がっての作業であるから、一種のサーカスみたいなもので、一番上に上がっての作業は危険この上ない作業であることは、承知している。多分この作業や、ブロック壁に上がることを少しでも怖いと感じたら、止めようとは思っている。
幸い今のところは、そのような感じは無い。どちらかというと、普段と違う目線で周りが見られるので、好奇心がある。高いところと言えば、母親が良く話していたが、幼稚園か小学校での集合写真を持ち帰って見たところ、写っていないので、何故こんな写真をと、ふと樹の枝を見ると、自分が木に跨って写っていたことを話してくれたが、剪定の時には何時もこの話が出ていた。
梅雨の合間のどんよりした天候で、気温も高くなく、山茶花や椿の木と違って虫の心配も無く何とかできたが、刈り取った葉っぱの掃除などで、結局1時半頃まで掛った。
その後、風呂に飛び込み湯上り後、昼食を行い、缶ビールで乾いた喉を潤したが、随分疲れからか酔いが回り、食後直ぐに昼寝を1時間ほどした。
玄関で、「ピザの宅配です」との声で目をさますと、孫が父の日のプレゼントを持って来てくれていた。娘家族は急いでいるのか、玄関前の車に乗って、長男の孫が代表して持って来て、分からないように宅配のピザ配達の真似をしたのであろう。残念ながら声からして子供の声と丸分かりであった。
また、夕食後、長男夫婦がプレゼントを届けてくれた。実は密かに期待していたのである。娘達は毎年のことであったが、新しく5月に結婚した嫁からプレゼントを頂くのは、初めてであり長男からも毎年貰っていたが、今年は嫁の好みが反映されていると思ったからである。期待通りの洒落たポロシャツで早速今日の通勤から、着て行こうと思っている。