生後の兄弟姉妹の性格や振る舞いは、どのようにして決るのであろう。一卵性双生児は同様かも知れないが、生後別な環境下に育てば、二卵性や普通の兄弟姉妹と同じかも知れない。
同じ親から生まれた兄弟姉妹も赤子の時は分からないが、次第に性格や、行動にも違いが出てくるようである。私の場合は女、女、男と子供が生まれたのであるが、長女と次女とは性格も違っており、最後の長男も当然違ってきている。
親の育成方法にも違いの原因はあるだろう。例えば長女は、ジーパンなどを小さい時から履かせて男っぽい服装であった。次女は期待された長男誕生と違ったので、大きな縫ぐるみなどの女々しいものが好きなようだった。待望の長男は、大事にされて女々しくヤンチャに?育った。最初の男の子であったので、私が長男であったので後取り息子として、家内の実家からも随分心配されて育ったものである。
娘のところにも孫達が産まれて元気なものである。何故か上の娘は3人、下の娘は2人と男の子ばかりである。それぞれ性格や個性も違って来ている。これからの成長によっても、随分違いが出てくることだろう。
例えば、上の娘のところは小5、小2、1歳半である。共通はどの子も活発なことである。親に似て運動神経も発達しているように思える。尤も下のチビは分からないが、兄達以上にはなりそうな雰囲気である。
下の子を基準に見ていくと、上の小5の孫は、小さな虫が嫌いであった。蝉やカブト虫なども恐る恐る掴んでいたようである。それでいて大きな犬や猫などは平気で近寄っていた。小2の真ん中は逆に、小さな虫が好きである。カエルやトカゲ等も何のためらいもなく掴もうとして、親がキャーっと悲鳴を発するほどである。しかし兄が触っている犬なども遠くから離れて見ており、近寄ろうとはしないのである。最近でこそ犬の散歩も一人で連れて行こうとしているようであり、自分で命令を発しているようである。おばあさんの犬だからと言っても、年のこと等一向に構わないようである。
最後に一番下のチビであるが、兄達の弱点を持たないのである。どれもこれも興味を持って追いかけるようである。犬の方も、避けて逃げているようであるが、後を追っているようである。末恐ろしい成長となるようである。兄弟でも年が離れているので、何でも頼めば叶うように思っているようである。親が駄目なら、祖父母に頼み、兄にも頼んでいるようである。私も「アッコ」と抱っこをせがまれたりしたこともあるが、車のベビーチェアから外せといわれた際など、家内や娘から厳しく事前に注意を受けていたので、どうすることも出来なかった。そうすると諦めて自分で遊び出すようである。
同じ家庭環境下で、どうしてこのように違った性格や行動力が育っていくのか不思議な感じがする。少し大きくなってくると躾などが加わって、長男は下の子を見ろとか、下の子は兄の言うことを聞きなさいとか、教育が入ってくるが、1歳半ではそこまで何も知っていないとは思うのであるが・・・。