先日Kさんにイチジクのお願いをしていたところ、昨日朝6時半ごろにその朝摘んだばかりのイチジクを自宅までわざわざ届けてくれた。金曜日の夜遅くに電話が有り、自宅の場所を聞いてきた。インターネットで検索しながら場所を捜しているようであった。丁度土曜日が彼の定休日になっており、朝に出荷のためにイチジクの畑に行くと言っていた。
早朝は雨模様で、私は出社の日であったので、何時も通り4時過ぎに目を覚まして、床の中でニュースなどを見ていたが、時折雨足が強く降っていたこともあり、まだ暗かった。こんな雨の中での摘み取りは大変なことだと思っていた。
案の定、雨の中の収穫だったようで、雨にイチジクが打たれると割れてしまうと言って、別に収穫して崩れ出したイチジクをタッパーに入れて持って来てくれ、それを早速食べさせてもらったが、甘くて口の中で溶けてしまいそうであった。朝取れのイチジクなど初めて味わったが、普段食べているものと比べて、随分味や柔らかさに違いがあるようである。続けてもう一つ、大きな普通のイチジクが重ねて一個になったようなものを食べたが、これなど割れて中味が見えている位熟れていたが、口の中で果肉が溶けてしまうようで美味しかった。
フレッシュなイチジクとはこういうものなのかと初めて味わった次第である。7時過ぎには出社する仕度をして出かけることとなったが、彼は帰ってから私のような個人注文をさばかないといけないのでと帰って行った。
前の会社で一緒に仕事をしていた際から、毎年この時期に市場の出荷の休みの分を、安く分けてもらっていた。それが退職した今も続いているようで、人気があるようである。
食欲の秋到来であるが、先ずはイチジクの美味しさを満喫して、帰宅すると家内は、朝のイチジクを息子の所にお裾分けをしたようである。今年も味覚の秋が始まったようである。