昨日の朝は前日と違って台風並の風雨で午前中は風が唸りを立てて吹き荒れていた。前日とは全く違った天気であった。
土曜日の朝、孫が帰ってから午後から6人目の孫の1ヶ月目の検診で、その上の2歳のチビを預かることになっていたので、前倒しで迎えに行って連れ出し、京都の綾部の義母の所へ出かけた。
このチビにとっては、初の遠出である。兄達がいないこともあり退屈なのかゴソゴソしていた。下の道ばかりで2時間半ほどかかって、1時過ぎに着いた。
途中道の駅で降ろして、滑り台などをさせながら気分転換を計ったドライブであった。到着後家内が準備していた弁当を母と一緒に食べるや、実家の裏山に連れて行き、蕗のとうを探した。先日は少し早すぎて3、4本しか見つけ出せなかったが、今回は逆に遅すぎて芽が花になって白いお花畑のようであった。その中から少し若いのを選んで取ったが家内は駄目だと言っていた。この間もチビは枯れ枝の折れたのを見つけ出し、剣のように振り回してはバランスを崩し尻餅をついていた。
帰り道に前から寄ろうと思っていた氷上町の
「水分かれ公園」に立ち寄った。丁度チビが帰りの車の中に乗り込んで遊びつかれて寝ていたが、車のエンジンが止まるなり飛び起きた。それから水辺へ出て走り出したので後を追った。
ここが南北の水の流れの岐点かと思うと奇異に感じる。南北それぞれ70kmで加古川から瀬戸内海へと、由良川から日本海へと流れるようであるが、日本で一番低い中央分水界だそうである。もっと雄大な山頂の分水嶺と思っていたが平地の公園の中である。山の山頂ではたちション便でもして景色を眺めながら南北の水流に分かれて遠く海までの旅を想像するが、ここではその気にもなれなかった。