未だに良く分からない事が有る。日々の仕事の基本的なスタンスである。先輩や上司に尋ねても確たる答えは得られない。自分の仕事は公務員として公共に役立っているかである。
具体的に日々の仕事からすると、求職者が○○会社のこの求人票に紹介状を発行して欲しいという要望に応えることと、求人者からすると箸にも棒にも掛らない人を紹介して欲しくないという要望に応えているかということである。
後者は私も民間会社で経験したことであるので、良く分かる。若い頃はそのことを生意気にも職安の窓口業務の人に伝えたことがある。その際には「当方は公共のサービス機関であり、紹介の拒絶は出来ない」との回答も頂いてことを覚えているので、今の自分の姿と同じと認識している。
企業の担当者によっても違いがあるが、今の買い手市場からして採用側が実に強気な態度に出ている。面接でもひどいことがあるうようである。応募者の口からしばしば聞かされることがある。
当初の求人は面接選考としていたが、応募者が多くなると書類選考に切り替えて、履歴書や職務経歴書の中身を見てから判断するようになった。面接の前に事前に企業に連絡していた携帯電話に電話して、面接の案内と同時にプレ面接が始まったように詳しく聞かれることもあるそうである。そしてそれで判断されて応募も出来ないまま不採用の通告を受けるようである。
会社により違いがあるが、景気の良い時には見向きもされないであろう企業が、各種の就職促進助成金の制度を利用して?今や求人の常連会社となっている。今後の展開を注意深く見守りたいと思っている。