衆院選が昨日公示された。政権交代予想の動きもあって選挙戦の行方は日本国民だけでなく、世界がかたずをのんで見守っているようである。
前回の選挙戦ではパフォーマンスに長けた小泉さんが、野党相手でなく自民党をぶっ壊して見せると自党の党員を対象に論戦を仕掛けて、郵政改革反対の離脱者の地域に刺客を出し、小泉チルドレンを多数輩出した郵政選挙の感がある。
今回は国政を牛耳る党派が変わるという選挙で、前評判も良く世論調査では自民公明の与党が大きな敗北により野党に下るという見通しも報じられている。
小選挙区制では、地元の市会議員と同じ様な地元優先を謳いながらも、地元のパイプ役として国政との結びつきを訴えているようで、市議会議員や県会議員が国政との繋がりを訴えているようにも思える。
全国的に見て激戦予想の選挙区や注目度の高い選挙区は良く紹介されているが、ここ兵庫11区も保守系の世襲議員対決であり興味の高いところである。親同志は自民党で厚生大臣や防衛庁長官を勤められた名士であるが、その息子は自民党と民主党に別れ、自民党の方は麻生政権を離れた鳩山元総務相を指示している。民主党の方も元政調会長をして頻繁にテレビ討論にに出ていたが、小沢党首の下では冷や飯を食っていた野田派の議員である。
どちらも小選挙区対戦では2勝2敗であるが、比例区での保険も入っているので安心であるかも知れないが、保守王国のこの地の民意はどうなるのか勝敗を見守りたい。