昨日帰って来ると家の前に車が停車してあり、角を回ると家内と嫁の声が玄関先の門の前で聞こえた。長男夫婦が来ているのだと瞬時に分かったが、何故門の所かと思った。帰り際なのだろうか。
息子夫婦が家内の誕生日のプレゼントを持って来てくれたのであるが、息子は仕事帰り直ぐに、嫁から急かされて直ぐに出てきたものだから、空き腹で外食でもと思っていたらしいが、嫁が既に下ごしらえの夕食準備をしており、中途で出てきたのが機嫌を悪くして、車から出て来なかったようである。
私が帰ってからも、車の中に居て開けた窓越しに話をしていたようであるが、結局上がらず仕舞いで帰って行った。嫁は高級プリンを4個買って来てくれていたが一緒に食べようとした物であるが、それも出来ずに申し訳なさそうに、息子の我儘を謝っていた。結婚式の披露宴で、息子には「教育」が必要との来賓から数多くの発言が出て以来、嫁からは「教育が行き届きませんで済みません」と言われているように聞こえて来る。
就寝前に息子のブログを覗いて見ると、
「誕生日・母親」と先刻の怒っていたのが嘘のように、自分が悪者になって、嫁と姑の絆を強めるような心配りであったのかと感心した。早速家内を呼んでブログを見せると、感動したように普段はあれこれ言葉を発するのに、無言のままその場を立った。余程嬉しかったのだと思う。
しかし息子も見られるであろうブログを帰ってすぐに書き、嫁姑の仲を気遣うまでに心配りをするとは、さすが営業マンと思えた。自分のこと以上に嬉しい記事であった。