
通勤途中にある家内の入院している病院に朝晩立ち寄っている。帰宅時には洗濯物等を持ち帰り、翌日に娘が洗濯してくれている。また朝にはそれらの洗い上がった洗濯物や新聞折込の広告を届けるようになった。
別に自分では当たり前のように思っているのであるが、家内と同室の患者さん達は感心されておられるようである。「良く出来たご主人だ」とか「優しい旦那様」だとか、最高に嬉しい言葉を投げかけてくれている。
自分では別に介抱するわけでもなく、唯単に連絡程度の会話をするだけで、ベッドから動けないので、食事のセットを片付けたり、娘達が見舞いに持って来ている切花の花瓶の水が減っているから水替えをしているだけである。
それを周りで見ておられて優しいと感じておられるだけであり、家内が動けるのなら決してそんなことをしないだろう。もししてくれと言われれば「自分でしろ!」と言うだろう。だから決して優しいことは無く、当たり前というか、自分が入院していたら同じ様にしてもらっているだろう。私ならもっと甘えているかも知れない。
1月24日の家内の入院から、食事を時折息子夫婦にしてもらい一緒に我が家で食事をしていた。そうでない場合はスーパーで出来合いの物やインスタント調理で済むものを買い求めていた。お米は普段から食べておらず、料理だけである。朝はパン食で済ましていた。お昼は娘が弁当を毎日作って孫と一緒に届けてくれる。それでも夕食を作るのが邪魔くさくなって来た。
そんな折、新聞広告に日替わりの夕食を届ける案内があり、家内と相談して申し込むことにした。来週月曜日から週5日間の平日限定契約となる。1ヶ月やってみようと思っている。昼間に共働きをしている息子夫婦達も、私の夕食を気にかけてもらっているので、もう少し早く気が付けば良かったと思っている。