今月23日で家内の入院は7ヶ月となる。現在の病院に来て6ヶ月が経過した。最初は風邪をこじらせて弱っているように思えた。また本人もそのように思って眠ってばかりいた。食欲は無かったので、病院へ行くことを進めたが、過去にも何度も同様のことがあったので本人の意思に任せていた。
1月24日の私の出勤前に、眠っていたが、立ち上がってトイレに行き再び布団に戻る際に転倒し、大きな声を出して介助を求めたので布団まで抱きかかえて寝かせて、病院へ連れて行こうかと言うと、構わないとのことだった。
その前日深夜にも熱のためかうなされていたので、夜間救急に連れて行こうと着替えて、車のエンジンを掛けて暖房をして家内を起こしたが、結局このままジッと寝かせて欲しいとのことで、病院行きを断念した。今思っても、この救急病院へ行かなかったことが、幸か不幸かの別れ道であった。もし病院で風邪薬を飲んで寝ておれば、今は命が無かったかも知れないと思っている。
結局、家内を寝かせたまま出社したが、心配なので看護士の資格を持つ娘に、立ち寄ってもらうよう電話をしておいた。娘が覗きに行くと手足が腫れており、腰の痛みもあり歩ける状態でなく、当初娘の旦那と一緒に介助して車で病院へ運ぶ予定であったが断念して、救急車を呼び、打撲のようなので、通院していた整形外科の病院へ連絡して診察してもらったところ、インフルエンザ脳症の状態であり整形でなく内科をということで、再び救急で広畑の救急病院に搬送されて、直ぐにICU(集中治療室)に入った。整形外科、内科、脳神経外科の先生が交互に対応されて、「敗血症」「DIC」「髄膜炎」で大変重篤な状態であると説明を受けた。初めて聞く言葉ばかりでピント来なかったが「死ぬ前の状態」であることから、娘や息子にも伝えると、直ぐに病院に来てくれた。それ以来血液検査で症状の経緯が判読できる「CRP」の値を今日も確認している。(この項続く)