昨日は安富冠句会の定例会があったので、休暇を事前に申請していた。丁度前日の会社の懇親会で飲み過ぎていたので朝はゆっくりしていたが、逆に11時過ぎに昼食を食べて半には出かけることになり、ブログの記載もあってバタバタしていた。
11時45分に待ち合わせをしている句友の女性二人を迎えに行き、その後何時も通りFさんを迎えに立ち寄った。車中での会話からFさんは選者をしており、この日も発表することになっていた。
私達はFさんの選の中に自分の句が入っているかが興味あるところであるので、Fさんの天位に選んだ句を尋ねたところ、同乗している女性のSさんの句ではないかと逆質問があった。Sさんは確かに自分の句であると言われた。
選者には誰の句か全く分からないようになっている。投句して発表までに句と名前が判るのは、清記担当の私だけである。会員に配布する地巻印刷時に少し判るかも知れないが、このF選者には全く判らないはずである。多年の作風等から、句友の特徴を掴んでいるようである。因みに私の特徴を尋ねたところ、標語調であると言われていた。
開会前にKさんは自分の句が天位に選ばれていることを知って望まれ、果たしてF選者の言われた通の結果となった。天位となったKさんの句もさることながら、選者Fさんが句友の傾向を掴まれる技量にも感心した次第であった。
この日の私の出来栄えは10句程度の少ない数であったが、幸いその中の一句で読み込み「福」が天位を獲得したので紹介しておこう。久し振りである。
村上千翔選
笹を売る 恵比寿顔した福娘(読み込み「福」)
追吟 福娘 笑顔人呼ぶ財も呼ぶ 判者