通勤路を外堀川の流れに沿うように自転車通勤を行っている。外堀川は駅裏(南側)から「三左衛門堀」と呼ばれて飾磨まで続いている。
姫路城主の池田輝政が命じて作らせたものらしい。彼の幼名を取って「三左衛門堀」と名づけられた。数十年も昔、飾磨から自宅まで外堀川を歩いたことがある。川岸に沿って北上したが、市役所近辺に来ると堀というより、ドブであった。水は流れておらず、水草が生い茂り、大きな鯉の鳴き声をはじめて聞いた。後で知ったのであるが、鳴いているのではなく空気を吸って吐き出している音だと聞いたが、鯉の洗いと料理にもあるが、ここの鯉は食べられないだろうと思ったぐらいであった。
ところが、この堀脇の土手の桜が満開で、毎日仕事帰りに通りかかると、ブルーシートが敷かれて夜桜見物の宴会準備をおこなっていた。当時となら随分河川敷も綺麗になっている。見違えるようである。