ロンドンオリンピックも後一日である。今朝も見ていた中継の中で、ボクシングで村田選手が金メダルを獲得した。ボクシングでは東京オリンピック以来というから大したものである。ボクシングの選手は一種目鼻立ちが独特の顔立ちである。尤も私の知っているのはプロ選手で、アマチュア選手は防具を付けているかも知れないが村田選手は、ハンサムな男前である。これで男子は体操の内村に続いて金メダル2個目である。もう期待種目はマラソンだけだろうか。
何十年振りかのメダル獲得があれば、連続メダル獲得を逃したのもある。男子柔道やシンクロ等はコーチングの問題と言われているようである。競技の結果が明白となるものにあっては「勝てば官軍」でプロセスはふっ飛んでしまうが、いざ敗者となると指導者の責任が問われる。
今年の阪神タイガースも、和田新監督に変った一年目であるがストーブリーグでは、このように何連敗とダメ虎では話題に上がるであろう。以前から言われていたシンクロの現中国の井村コーチは日本のシンクロを育て上げた第一人者である。ところが日本の指導者層との折り合いが悪く、発展途上の中国から請われて指導に当たって、今や日本を追い越している。選手の質的な問題もあるが、矢張りコーチングの問題なのであろう。ややもすれば現場とフロントの確執が取り沙汰されるのがスポーツの世界である。選手を置き去りにして爭っている報道が時折されている。このオリンピックが終われば各競技団体では総括がなされるであろうが、建設的な議論で合って欲しい。そしてその中で、選手以外の関係者が物見遊山で同行していないか、キッチリ報告書なりを提出させてもらいたいものである。