昨日の日曜日、3歳と5歳の孫を連れて冠句でお世話になっている安富町の
「かかしの里」に出かけた。場所は市の広報などで知っていたので、家内におむすび弁当を作ってもらい出かけた。いつもの冠句会場から更に奥へ20分程の山里にある。奥播磨の山間部はこのところの朝夕の冷え込みから紅葉が加速しているようであった。
当初「案山子」は読み仮名の試験問題にでも出て来る秋の風物詩であるが、唱歌の「山田の中の一本足のかかし」と歌われたように、確かに私の小さい頃は田んぼの中に着古した衣服を一本足のかかしに着せて立っていた。
そもそも目的は雀が近付くのを避けるために疑似人間として作られたと聞いていたので、子供心に動かないのに雀が驚くのかなと思っていた。現に少し大きくなってから、かかしの頭に留っているいる雀の写真を新聞か何かで見たことが有り、その思いはいつまでも残っていた。
この日のかかしは、さすがに田んぼの中の一本足で無くいろんな所で登場していた。かかしの里に車で入った際に、本当に驚かされる光景ばかりであった。
あたかもそこの農作業や一服している光景は、おじいさんやおばあさんが農作業をしている景色で、私達がずっと見て来た懐かしい姿であったので、余りにも実在しているように見えるので、3歳のチビは最初は怖がって近寄らなかった。
写真はかかし作者の自宅庭で撮影したものであるが、作者は大阪に居られると話された母親が園芸作業を始めらたところをかかしと一緒に撮影したものであるが、本物は分かりますか。こんな日本の農業の原風景を見る思いであった。奥播磨は紅葉も進んでいて、気持ちの良い良いドライブであった。