4連休の最後の日曜日は終日家に籠ったままであった。提出期限の迫って来た冠句の仕上げ、句友から依頼の受けた宛名ラベルの作成などを午前中に仕上げて、午後からはアメフトのテレビ観戦を行った。
珍しくEテレで立命館大と関学の対戦の中継があった。これまでは学生の東西対決の甲子園ボールでも深夜1時頃からの録画であったので、今回の中継は大変嬉しいことである。以前に息子夫婦と一緒に同一カードを見にグリーンスタジアムに出かけたことが有る。嫁は関学出身であるが、立命側に座ってもらった。その時は立命勝利であった。
この日は、朝の新聞で中継があると知って、息子にメールで知らせておいた。息子も大学時代の同僚の影響を受けてか、アメフトを楽しみにしている一人であるが、子供が出来て当然球場には行けないだろうと思い、テレビ観戦をするだろうと思った次第である。
期待していた立命の昨年の雪辱は成らず、早い段階から失敗の繰り返しで完敗となった。終始関学のディフェンスの方が上回っていたように思える。双方共それぞれ部員が200人を超える大所帯のチームであるが、その中で選ばれた選手は才能豊かなのだろう。しかしアメフトは攻撃陣、守備陣、コーチ、その他スタッフと分業制を敷いて役割分担を担っており、作戦も情報収集から無線連絡とスパイ作戦そのものである。立命のヘッドコーチが試合中のヘッドフォンを通しての会話は口元をパンフレットで隠していたのは、恐らく口元からの情報を読み取られるのを防止するためと思われる。
このようにアメフトは実に面白い総合スポーツである。昨日のプレーでも何回カメラマンが騙されてボールを持っていない選手を追っかけていたことか。負傷されて交代したした審判もビデオで見ると、視線はボール所持者でなく別な所を見ていたようであった。これらを見ても実にアメリカ人好みのスポーツであることがわかる。100キロ超の選手が防具を付けて頭から突進する姿は、正しくアメリカンバッファローの姿そのものである。