手紙や電話、メールが届かないことを「音信不通」と言うが、転居したりして連絡が取れない場合もある。また「引きこもり」によって接触拒否をしている場合もある。
昔から「便りが無いのは元気な証拠」と言われて、音信不通の息子等が下宿して遠方に暮して親元に何一つ知らせない時などに使われたりしていた。私も学生時代下宿をしていたので経験がある。母親からは手紙でも出すようにと言われていたものである。元気であれば遊び惚けて手紙を書く間も無いと言うことであろうか。随分勝手な解釈であるが、一面当たっているかも知れない。
話は元に戻るが、最近私の経験でも接触拒否とみられる事例に何度も有っている。いくら電話をしても出られず、留守電に要件を残していても返事が無いのである。それならばと手紙で要件を書いても応答が無かった。結局先の「引きこもり」である。会社を辞め、家族からも見放されて家の中に引きこもっていたようである。明らかに精神的なものであろう。最近はこの手の症状が多いと聞く。経済的な冷え込みから失業者が増え、生活保護の受給者も増加の一方である。また学生にも就職浪人と学校卒業したが就職出来ない人もいる。学校に入る前の受験浪人もいる。
世の中は弱肉強食で、いくら能力があってもメンタル面が弱い人が脱落していくようである。政治家の様に?厚顔無恥でこの世を渡り歩かないと暮らして行けないのかも知れない。