
朝日新聞を購読している。もう50年は続いているだろうか。母親が新聞購読の景品で神戸新聞や読売新聞に変わったことがあるが、中学生頃は朝日新聞に変えてもらったことを覚えている。家内も母親と同じで知人からの情報を得て、新聞販売員に契約更新時に、他社ではこんな景品を付けているからと同程度のサービスを要求して結局そのままの継続購入が続いているのである。
大体この様な後には決まって各新聞社連名の新聞購読案内のお願い文の広告が入り、不当販売をしないことの申し合わせである。最近もそのような折り込みが入っていたので、新年度を前に勧誘合戦が行われているのだろうと推察した。
今回朝日新聞の「朝日友の会」に入会したところ、「天声人語書き写しノート」が送られて来た。A4版の大学ノートで朝日新聞の「天声人語」と云う毎日一面の下に掲載されているコラムで、日々のニュースや出来事の中から天声人語子の考えや意見が書かれているもので、各新聞にも同様の場所にコラム欄があるようである。
百年以上の歴史を持つようで、これをまとめた本も発行されて、私も読んだことがある。毎年大学や高等学校の入学試験問題にしばしば出題されることが多いので知られている。私の朝日購読動機もそれであった。
そのノートは天声人語を切り抜き、ページの上に張り付け、原稿用紙に書き写すことにより、新しい漢字を覚え、世の中の出来事が分かることとなる。これを今春高校進学する孫に記念にプレゼントすることにした。ただ単にノートを渡しても肝心の「天声人語」が無ければならない。それが朝日新聞の狙いである。新聞購読のおすすめである。孫のところは確か読売新聞であったので、取り敢えず今読んでいる朝日新聞を毎日切り抜いて張り付けてから、孫に渡すつもりである。
朝読み終えてから、切り抜きを忘れてしまって家内にたすけてもらったりして、この10日間程は出来たが、まだ20日間もある。果たして孫がチャレンジしてくれるかである。