今朝はゴールデンウイークの終わりを告げる雨である。まだ休暇中の人もあるかもしれないが、折角の休みも屋外でのレジャーは雨のため台無しだろう。
昨日から息子は友人と小豆島に素潜りに出かけた。天気予報で今日、明日の雨予報を知らされる度に怒っていた。予報は的中していた。
快晴の陽射しの中での新緑の樹木も綺麗が、今朝の雨に打たれた木々の緑も深みがあって味わい深い。庭の花びらが散ってしまったハナミズキの枝に溜まった水玉が白く光を発している。良く見るとどの木の葉っぱにも雨水が当って直ぐ落ちるのでなく、一旦葉の上に留まるようにして川が下流に流れるように落ちていた。
先日、網干のなぎさ公園に行った際に孫達と公園の芝生でキャッチボールをしていて孫がひばりの巣を見つけたことを思い出した。川原の茂みとか田んぼの土手での巣は分かるが、こんな公園の広場の真中でどうして産卵したのだろう。
巣は芝生の少し窪んだ中に作られていて、ゴルフのグリーンカップの深さも無いほど浅い物であった。既に1個の卵は割れていた。人が歩いたり、ボールが転がったりするのでこの巣もこのゴールデンウイークで踏み潰されるであろう。
巣にあった残りのウズラの卵大の2個の卵を孫の手に渡して、お父さんお母さんに見せて来いというと、孫は走って見せに行った。元に戻しておけとでも聞いたのだろう、持って引き返そうと走り出す際に手から卵が2個とも滑り落ち割れてしまった。
あっけないものであったが、あれだけの雑踏ではこんな運命かも知れない。会社で職場の者にこのことを離すと、連休前は芝生には雑草が30センチほどの高さで生い茂り、今年はどうなることやらと思っていたとのこと。キットこの時に産み付けた卵であったのだろう。
可愛そうなことをしてしまったが、孫達は野鳥の巣を始めて見つけたことを、いつかは思い出すだろう。