台風14号が北海道に被害をもたらしているニュースが流れていた。南の沖縄から北の北海道まで同一台風の体験である。台風が大きいのか、日本が小さいのかそれ程珍しいことでは無いだろうが、共通の体験を得るということは人の痛みを知ることになる。
被害に遭ったニュースを見て大変だなあ、お気の毒だなあと思うだけで終わってしまうのと、備えをしっかりしなくてはと思うのとは随分違う。まして今回は北と南で同体験である。
アメリカのハリケーンなども大きな国であれば体験したことも無い人も多いだろうが、島国日本列島で台風を体験しなかった国民は皆無であろう。それだけ同類相憐れむである。
被災の体験が有れば、次に何をすれば良いのか適切な手立ても出来ることになるが、アメリカの対応など被災経験のない者が対応策をしているとしか思えない程、事前の備えや、直前の対応、直後の対策や救援処置など後手に回っているとしか思えない。
それに対して、台風先進国?日本では事前の予測と直後の素早い対応など特筆すべきであろう。願わくば被災しないのがベストであるが、日本人にとって台風は北も南も同じ意識の持ち方で統一されている。