「誕生日おめでとう」といきなり家内が朝食時に言った。息子も驚いて「そうか・・・」と言った。
新聞を読みながら、耳はテレビの方も聞きながら、頭は今日の仕事の段取りを考えていたので、忘れていたわけではないがそれ程大事なものとも思っていなかった。
「何かあるのか?」と問いかけると「それだけ」との返事だった。それから一人で「50台最後の年やね」「もう一年しかないなあ」「来年は還暦やなあ」と立て続けにしゃべっている。
自分ではそれ程のこととは思っていないが、回りはそれなりに思いを巡らしているのだろう。
まだまだ「元気溌剌オロナミンC」と思っているのでとてもリタイヤ後の発想が浮かばないが、中断していた再就職活動も本腰を入れていかないとアット言う間に時間が過ぎてしまうだろう。
ア ハッピーバースデーならぬアンハッピーバースデーが来てしまった。